世界最高峰のオーケストラのひとつウィーンフィルから首席チェリストを招いたリサイタルが4日、宇都宮市内の病院で開かれ訪れた人たちに美しい音色を届けました。

2021年12月にJR宇都宮駅東口に開院した宇都宮脳脊髄センター・シンフォニー病院で開かれたのはハンガリー出身で世界的なチェリストタマーシュ・ヴァルガさんのリサイタルです。ヴァルガさんは世界最高峰のオーケストラのひとつ「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」で20年以上首席チェリスト務め、ソロ奏者としても世界的に活躍しています。

この日はバッハ作曲の「無伴奏チェロ組曲」のほか近代の最高傑作ともいわれるハンガリーの作曲家、コダーイの「無伴奏チェロソナタ」などを演奏しました。会場は迫力ある低音から伸びやかな高音まで音域が広く「人の声に近い」といわれるチェロの繊細でありながらダイナミックな音色に包まれ、訪れた人たちは力強く、優雅に響く「美しい音」に聞き入っていました。