栃木県内路線価13年連続下落 宇都宮駅東口が3年連続最高額
関東信越国税局は1日、相続税や贈与税の基準となる土地の価格「路線価」を公表しました。栃木県内4900地点の標準宅地の評価基準額の変動率の平均値は13年連続で下落しています。
路線価は、国税庁が1月1日時点で道路の面する土地の評価額を算定しているもので、栃木県内では4900地点で調査が行われました。
関東信越国税局によりますと県内の最高価格となったのは3年連続で宇都宮市宮みらいの「宇都宮駅東口駅前ロータリー」です。1平方メートルあたりの評価額は31万円で3.3%の上昇、2020年に最高価格となってから3年連続で上昇しています。
栃木県内にある8つの税務署ごとに見てみると前の年から最高価格が上昇したのは宇都宮だけで栃木、佐野、氏家は横ばい足利、鹿沼、真岡、そして大田原では下落しました。
市町村がそれぞれの土地の適性な時価を評価する際の基準となる宅地、標準宅地の変動率は前の年と比べて全国平均は0.5%上昇に転じましたが栃木県ではマイナス0.5%と13年連続で下落しました。幅は0.6ポイント縮小しています。
今回の結果を受け県不動産鑑定士協会の鈴木健司会長は次のように分析しています。
(コメント 県不動産鑑定士協会 鈴木健司会長)