土石流から住民守る砂防施設完成 関東・東北豪雨で被災の日光・芹沢地区
2015年9月の関東・東北豪雨による土石流で人や家屋に被害が出た栃木県日光市芹沢地区で23日、土砂災害から住民を守る砂防施設の完成を記念して式典が行われました。
式典が行われたのは、日光市芹沢地区にある下坪上沢砂防堰堤(えんてい)です。芹沢地区の自治会長や地元の子どもたちなどが砂防堰堤の完成を記念してシダレザクラの木を植樹しました。 関東・東北豪雨による土砂災害の影響で家屋の倒壊や道路の寸断など甚大な被害を受けた芹沢地区では、国土交通省日光砂防事務所が災害復旧に向けて被災直後から急ピッチで土石流が発生した7カ所に砂防堰堤を整備してきました。 関東・東北豪雨の発生前に完成していた今回とは別の上流の砂防堰堤は土石流を食い止めていたといいます。7カ所の砂防堰堤が全て完成したことで、土石流から住民の安全を確保できるようになったということです。