参議院選挙は22日に公示され、来月10日の投票に向けて物価高対策や防衛力強化、憲法改正などを争点に論戦が展開されます。

参議院の定数は今回3議席増えて合わせて248議席となり、与野党の9つの党と諸派・無所属の合わせて530人余りが立候補を準備しています。

このうち半数の改選124議席と神奈川選挙区の欠員を補う「合併選挙」を合わせた125議席を争います。

自民党総裁の岸田文雄総理大臣は自民党と公明党の与党で今回改選されない議席を含めた過半数獲得を目標に掲げています。

野党は2019年の前回の参議院選挙で32ある改選1人区全てで候補を一本化しましたが、今回は共闘が限定的で与野党が事実上一騎打ちとなるのは11の選挙区にとどまる見通しです。

改選1の栃木選挙区は自民党・現職の上野通子氏(64)、共産党・新人の岡村恵子氏(68)、立憲民主党・新人の板倉京氏(55)、NHK党・新人の高橋眞佐子氏(57)、日本維新の会・新人の大久保裕美氏(45)、政治団体、参政党・新人の大隈広郷氏(52)の6人が立候補を予定しています。

3回目の当選を目指す自民党の現職に、野党、政治団体がそれぞれ擁立した独自候補5人が挑むという構図になる見通しです。