塩原温泉街の防災強化 山林火災想定し消防団が訓練
消防団員の技術の向上を図ろうと那須塩原市で5日、山林火災を想定した訓練が行われました。
訓練には那須塩原市消防団塩原支団を構成する、4つの分団の消防団員、約90人が参加しました。4つの分団が合同で訓練を行うのは初めてです。ポンプ車など17台の消防車両が準備され訓練の前に団員全員で水を吸い上げて放水するポンプの使い方を確認しました。
訓練はキャンプ場近くの山林で火災が発生した想定で行われ、池からポンプ車で水を汲み火災現場に見立てたプールに放水します。
水場から火災現場まで距離がある場合は途中に複数のポンプ車を中継させて水の勢いを確保する必要があります。
また、塩原地区の温泉街には消防署が1つしかないため地元の消防団員が素早く消火を始めることが求められています。
団員たちはポンプ車とホースの接続や火元に目がけた正確な放水など一つ一つ確認しながら万が一の事態に備えて訓練に励んでいました。