今年10月開催の国体、障がい者スポーツ大会の注目選手・競技を紹介する特集、「一期一会」です。

今回はウェイトリフティング女子、59キロ級の山村侑生選手です。

実は栃木県は長年にわたってウェイトリフティングの強豪県で「お家芸」的存在です。山村選手にも期待が集まっています。

身長157センチ。この体に、どんなパワーが秘められているのか。

山村侑生、24歳。ウェイトリフティングとの出会いはまさに「運命」でした。

メキメキと頭角を現し全日本女子選手権は59キロ級でおととし、去年と連覇。今年4月の大会は3位でした。国体では優勝候補の一角です。

ウェイトリフティングは2つの種目があります。

バーベルを頭上まで一気に持ち上げるスナッチ。山村選手のベストスコアは86キロです。

一方、いったん肩まで上げてその後頭上に挙げるクリーン&ジャーク。ベストスコアは114キロ。

バーベルのうち手で持つ棒「シャフト」は女子は重さ15キロ。練習ではプレートで重さを調節し負荷をかけていきます。只今の負荷は125キロ。

ダイナミックな印象のある競技ですがわずかな心の揺れが成績を大きく左右します。練習ではメモを欠かしません。

栃木のウェイトリフティングは国体では栃の葉国体まで3大会連続競技別総合優勝。強豪選手をたくさん生み出してきました。

今回のとちぎ国体でも成年、少年ともに優勝を狙える選手が数多くいます。