高齢化への対応や二次交通の確保などに向け、栃木県は自動運転バスの本格的な導入を目指し県内各地で順次、実証実験を進めています。那須塩原市では3日、地元の小学生が乗車を体験し、自動運転バスに理解を深めました。

 

かわいらしいサイズのバスに乗り込むのは、これまた小さなお客さん。塩原小中学校の1年生と2年生合わせて8人が自動運転バスを体験します。生活科の授業「まち探検」の一環で、地域の取り組みに体験を通じて理解を深めます。

 

県が2025年度に本格運行を目指す自動運転バス。来年度までに県内10地域で実証実験を行うとしていて、那須塩原市は茂木町、小山市、壬生町に続いて4カ所目です。5月21日、塩原支所から温浴施設「塩原温泉湯っ歩の里」までの片道約1.8キロの区間で運行が始まり、地元の人をはじめ観光客にも好評だといいます。

 

那須塩原市での実証実験は5日まで行われます。