栃木県宇都宮市のごみ焼却施設「クリーンパーク茂原」で今年2月に発生した火災について、宇都宮市は2日、有識者を交えた事故対策委員会の初会合を開きました。

 

事故対策委員会はクリーンパーク茂原のより適切な管理、運営の在り方について検討し、火災事故の再発を防止しようと設置されました。酒井典久副市長を委員長とし、廃棄物処理の専門家や学識経験者、弁護士など10人の委員で構成されています。

 

初会合では火災事故の経過などを確認しました。事故対策委員会事務局によりますと、火災原因はスプレー缶やライター、小型バッテリーといった危険ごみが混入し発火したと推測されています。しかし、事故から4カ月たった今も火災が発生したごみピットには約2000トンのごみが処理できずに残されていて、特定には至っていません。

 

会議ではクリーンパーク茂原の運営マニュアルの確認も行われ、今後は事故原因の追究とともに再発防止策を検討していきます。