新型コロナウイルスのワクチンを巡り、若年層の3回目の接種率が低い傾向にある中、宇都宮市は一層の促進を図るためキャンペーンを始めました。

 

宇都宮市によりますと、5月29日の時点で65歳以上の接種率が91.2%と高い割合を示している一方、40代は約6割、30代より下の世代は半数に達していません。市はこうした世代に3回目の接種を促そうと、抽選でプレゼントが当たるキャンペーンを始めました。

 

今回対象となるのは3回目の接種の際に12歳以上49歳以下で宇都宮市に住民票がある人です。3回目の接種を6月19日までに終えていることが条件です。抽選で当たるのは栃木SCや宇都宮ブレックスの選手サイン入りボールや宇都宮動物園の入園券、冷凍ギョーザなどです。

 

そのような中、地域に根差す企業も協賛の品を市に贈りました。自動車販売の栃木トヨタ自動車は、この事業のプレゼント用に自動車で使える空気清浄機「車載用プラズマクラスターイオン発生器」を5台提供しました。2日は佐藤栄一市長から新井孝則社長に感謝状が手渡されました。佐藤市長はこの寄贈をきっかけに若い世代のワクチン接種を促したい考えを示しました。