女性でつくる国際的奉仕団体「国際ソロプチミスト宇都宮」が今年創立50周年を迎え、記念式典が2日、宇都宮市内のホテルで行われました。

 

国際ソロプチミスト宇都宮は1972年の設立以来、半世紀にわたり女性と女児の生活と地位向上を目指し奨学金の支給や福祉団体への寄付などを行っています。

 

宇都宮市内で開かれた記念式典には、約80人が出席。林敦子会長がこれまでの活動を振り返るとともに、今後の奉仕活動に決意を新たにしました。そして福田富一知事は「女性の地位向上などさまざまな活動を行い、大きな業績を上げてきた。熱意と努力のたまもの」とたたえました。

 

国際ソロプチミスト宇都宮は女子高校生6人に奨学金を3年間、毎月給付し、これまでに94人の奨学生を送り出したほか、今年は50周年記念事業として県に対し理工系分野における女性活躍促進事業への寄付を行いました。

 

現在43人の会員たちは、さまざまな災害やコロナ禍による苦難が続く中、今まで以上に奉仕の大切さを感じたとしてこれからも先人の教えを心に歩んでいくと力を込めました。