子どもたちに障がい者スポーツについて知ってもらおうと栃木県那須塩原市の小学校で、目に障がいがある人のスポーツ「ブラインドサッカー」の体験教室が行われました。

 

ブラインドサッカーを体験したのは、那須塩原市の大原間小学校の6年生約90人です。東京都内のブラインドサッカーチーム「スフィーダ世田谷BFC」の駒崎広幸選手が講師を務め、目が見えない状態でどうやってサッカーをするのかを子どもたちに伝授しました。

 

ブラインドサッカーは音の出るボールを使います。アイマスクを着けた児童に対し、周りの児童たちが手をたたいたり声を掛けたりしてボールをどこに蹴ればいいのか伝え、協力することの大切さを学んでいました。

 

駒崎選手は35歳の時に視力が低下する病気にかかり、44歳でブラインドサッカーを始めました。50歳の現在、全体の視野の2%ほどしか見えていないと言いますが、華麗な足さばきでゴールを決め子どもたちから驚きの声が上がりました。