担い手不足解消へ砂防の魅力紹介 高校生が工事現場見学
建設業界の担い手不足の解消につなげようと、日光砂防事務所は1日、地元の高校生に工事現場を体験してもらう見学会を開きました。
見学会に参加したのは、今市工業高校建設工学科の3年生32人です。日光市の「第一いろは坂」の麓、大谷川の川底を補強している工事現場を見学し、実際の工事に使われている重機の操作などを体験しました。 工事は建設から40年がたち老朽化した川底のコンクリートを新しく造り直しているもので、現在、古いコンクリートを壊す作業を行っています。生徒たちはコンクリートを壊す時に、どの程度の振動があるのかなど重機を操作しながら体感していました。見学会はこれまで校庭などで行われてきましたが、実際の工事現場での体験会は珍しいということです。 日光砂防事務所によりますと、建設業界は高齢化が進んでいて若手が少ないのが現状です。コロナ禍のため見学会の開催は難しい時期が続いていますが、若手の担い手を確保するためにも定期的に開いていきたいとしています。