※この記事は2019年07月06日にBLOGOSで公開されたものです

7月21日(日)は、第25回参議院議員通常選挙、いわゆる参院選です。そして公示日翌日の5日からできるようになるのが、「期日前投票」です。

期日前投票利用者は増加中 1週間前に始まる投票所も

自分は選挙当日の投票所の雰囲気も好きなんですが、当日はバタバタしていることもあり、最近の選挙はもっぱら期日前投票制度を使って投票しています。この期日前投票、近年利用者がどんどん増えていて、2017年の衆院選では2100万人以上の有権者が利用したとか。個人的に、今回の選挙でも増えるのではと密かに注目している制度だったりしますが、参院選は投票率が…なので、実数はどうなるか。まあなんにしろ、投票が手軽になることはいいことですね。

ちなみに、「期日前投票」の読み方は「きじつまえとうひょう」ではなく、「きじつぜんとうひょう」が正解。知ってました?

期日前投票制度を利用すると、早いところでは公示翌日から投開票日前日まで(7月5日~7月20日)の午前8時30分から午後8時まで、事前に投票を行うことができます。ちなみに役所以外の多くの期日前投票所は1週間前の7月14日から開いていると思います。このあたりは各自で市区町村のサイトを見てみてくださいね。

余談ですが、総務省の動画を見ても、期日前投票の中身についてはなかなかわかりにくいのが難点。大金かけて動画をつくるなら、もっと情報のあるやつで頼む。

期日前投票は手ぶらでもOK 持ち物なしでも投票できる

さて今回覚えて帰ってほしいのは、「期日前投票も手ぶらでOK」ということ。選挙当日、手ぶらで投票に行けるのは知っている方も多いと思いますが、もちろん期日前投票も手ぶら行けちゃいます。なので、期日前投票所が開いている期間であれば、思い立ったら即投票できるんですよね。

身一つでふらりと投票所に行って、受付で投票整理券を持っていないことを伝えれば、期日前投票のための用紙を渡してもらえます。これに氏名やら住所やらを記入して提出。その辺でしばし待っていると名前を呼ばれるので、あとは候補者の名前や政党名を書いて投票するだけというカンタンさ。

自分はされたことないですが、場合によっては本人確認をすることもあるらしいので、免許証や保険証などを持っていると◎です。まあ大体サイフに入ってますよね。前回行ったときは平日昼間だったからか、高齢者の方もたくさん期日前投票をされていました。若い人が来るのは夕方以降だったりするのでしょうか。

なお、投票したあとに申告すれば期日前投票でも「投票済証明書」をもらうことができるので、近所でいわゆる「選挙割(投票済証明書を見せると割引してもらえるサービス)」なんかをやっているお店があれば、活用してみるのもいいかもしれません。

あまりに手軽なので、自分はランチがてら投票したこともあるくらい。近くに投票所があれば期日前投票はとても便利な制度なので、「やったことない」「日曜日は仕事」という人はぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。