映画『バブル』に出演する畠中祐さん。「声優という職業に誇りをもっています」
ESSE本誌で連載中の『ドルオタが行く!』のこぼれ話をESSEonlineで紹介! 6月号に登場してくれたのは、数々のアニメで主人公や主要キャラクターを演じる、人気実力派声優の畠中祐さん。5月13日公開のアニメーション映画『バブル』で演じているキャラクターについてや、プライベートについても語ってくれました。
畠中祐さんにインタビュー!「とにかく芝居が大好きなんです」
人気実力派声優の畠中祐さんに、お仕事のことから、休日の過ごし方まで伺いました。
●荒木監督の職場を見学して、改めて声優という仕事に誇りをもちました
Q1.映画『バブル』では、主人公とバトルするパルクールチーム“電気ニンジャ”のリーダー役で出演されました。演じてみていかがでしたか?
“電気ニンジャ”のリーダーは、石橋を叩いているうちに先を越されるみたいな感じの役です。『甲鉄城のカバネリ』や『進撃の巨人』など、今まで荒木(哲郎)監督の作品に携わらせていただいたときのキャラクターは、頭で考える前に体が動いてしまうようなタイプが多かったので、少し驚きました。
『カバネリ』でも『進撃』でも荒木さんとタッグを組んでいる音響監督が今回も携わっているのですが、「お前、こういう役ができるのか? 俺は想像つかない」と言われたりして(笑)。新鮮で、演じていておもしろかったです。
Q2.小学5年生のときに、『ナルニア国物語 第一章〜ライオンと魔女〜』の吹き替えで声優デビューされた畠中さん。子どもの頃から声優志望だったのですか?
両親が舞台役者なので、元々は僕も舞台をやりたかったんです。でも、子どもの頃は見た目に自信がなかったので、そういうことに縛られない声優のオーディションを受けてみました。それがスタートだったので、声優になりたいという強い思いは正直なくて、“お芝居ができたらいいな”という感じでした。
でも、『甲鉄城のカバネリ』に出演させていただいたときに荒木さんの職場を見学させていただいたのですが、アニメーターの方々の熱量をすごく感じて。こんなに熱量を持って携わっている人たちがいて、それでひとつの作品ができているんだなとわかって、アニメが大好きになりました。それがきっかけで、改めてそのアニメに携わる声優という職業にもっと誇りをもとう、と思うようになりましたね。
●違う業界の人と芝居するのも楽しいです
Q3.休日の過ごし方の定番は?
プライベートな時間も、仕事につながることに使ってしまうんです。映画を観に行ったり、ワークショップに参加したり。でも、それは勉強になるからというだけじゃなくて、楽しいからなんですよね。
最近は、仕事が休みの日に芝居のワークショップがあれば応募してみて、まったく知らない役者さんと芝居したりしています。もちろん素人の人もいれば、“うわっ、この人すごい!”という人もいたりするので、それがすごく楽しくて。声優の現場とは違って、参加しているのが舞台役者さんだったり映像系の役者さんだったりするのも、新鮮でおもしろいですね。
声でやっているアプローチがここでは嘘っぽく聞こえちゃうなとか、逆に声で培ったものはここだと生かせるなってポイントがあったりして…とにかく芝居が大好きなんです(笑)