この4月から、子どものお弁当づくりがスタートした方も多いのではないでしょうか? フルーツ入れやお弁当カップなど、こまごまとしたお弁当グッズの収納は、意外と大変ですよね。そこで今回は、ライフオーガナイザーの田宮絵理さんに、100円グッズを使ったお弁当づくりがラクになる収納のコツを教えてもらいました。紹介しているアイテムはすべてセリアで手に入るものなので、ぜひ試してみてくださいね。

100円ショップのグッズでお弁当づくりがラクに楽しく

4月からの新生活でお弁当づくりがスタートした方も多いと思いますが、慣れないお弁当づくりで朝からキッチンがぐちゃぐちゃ! 時間がかかって大変! でもお弁当グッズはかわいいからついつい買ってしまう…ということはありませんか?

忙しい朝のお弁当づくりもスッキリスマートにこなせる仕組みを、100円アイテムでつくってみました。

●いつもぐちゃぐちゃだったお弁当づくりセット

これまで、収納ケースにお弁当箱やお弁当グッズをざっくり入れるだけで満足していました。そのため、つり戸棚からは取り出しやすいけれど、いつもカゴの中をゴソゴソしながらお弁当グッズを探すことに。

朝の忙しい時間なのに…と、モヤモヤしながらカゴの中をかき回していましたが、カゴの中にも、ものの住所をつくることで「取り出しやすくしまいやすい」仕組みにアップデートすることができました。

●「長女用」と「次女用」でアイテムを分けて収納

今回、数年愛用している100円ショップの取っ手つきのカゴはそのまま利用して、新たにセリアの仕切りグッズを買いたしました。

わが家でお弁当を必要とするのは、小学生の長女が長期休みの学童で食べるときと、次女が年に数回保育園の遠足で持っていくとき。それぞれのお弁当をつくる日と使うアイテムが違うので、使いやすいように2つのカゴを【長女用】と【次女用】に分けました。

画像右の長女用のカゴには、「お弁当箱」「フルーツ入れ」「キャラ弁グッズ」「お弁当カップ」「抗菌シート」「シリコンカップ」を入れています。

画像左の次女用のカゴには「お弁当箱2種類」「おにぎりフィルム」「おしぼりケース」「フォーク」「ピック」を入れています。

●入れるものに合わせた収納グッズを選ぶ

100円ショップに行くと「なんだか便利そう! これがあればスッキリ収納できる!」とテンションがあがって、収納グッズをついつい購入してしまう方も多いのではないかと思います。

収納グッズを買うときは【なにを】【どこに】【どうやって】収納するか想像してから購入すると、買い物の失敗もかなり少なくなります。購入する前に、入れる場所の計測をするとピッタリフィットした収納を目指すことができますよ。

こまかいアイテムをスッキリ収納するコツ

わが家で使いやすいようにカスタマイズした、お弁当グッズ収納のポイントをご紹介します。

●フルーツ入れやキャラ弁グッズは、1マスに1つ収納

「フルーツ入れ」や一部の「キャラ弁グッズ」は、仕切りのついたケースを利用して1枠に1つ、ゆとりをもって取り出しやすく入れます。

収納ケースの側面には「抗菌シート」を立てて置くための仕切りを取りつけています。

●かさばるお弁当カップやピックは、透明ケースでまとめて収納

かさばりやすい「お弁当カップ」はもともと入っていた透明容器から出して「ハガキケース」にまとめて収納しています(写真右)。私の場合、見ただけでなにが入っているかわかると使いやすいので、ハガキケースは透明のものを選びました。縦長のキャラ弁グッズは、「靴下用収納ケース」に立てて収納すると出し入れもスムーズに(写真左)。

ピックは「仕切りつき小物ケース」に入れています。こちらも透明で、中になにが入っているか一目でわかるようにしています。おにぎり用のフィルムは、ジッパー保存袋にまとめると、ぐちゃぐちゃにならなくて使いやすいですよ。

透明の収納グッズは、中のものが見えやすいというメリットがありますが、逆にごちゃごちゃして見えるという方もいるかと思います。そんな方は、真っ白の収納グッズにラベリングをすると中身がわかるようになりますよ。

次女のお弁当グッズはこまごまとしたものが少ないので、簡単に引き出し用の仕切り板を使うだけにして、取り出しやすさを重視しました。

●収納グッズは「取り出しやすさ」を重視して選ぶ

収納グッズを使うと、「効率よく収納できて収納量が増える」と思っている方も多いはずですが、今回ご紹介したお弁当グッズの収納は、とにかく忙しい朝にすぐ取り出しやすくしたいという思いからカスタマイズした例になります。

収納グッズをそろえる際は、どんなふうに使って生活したいかをイメージすることが大切。そうすると、よりラクに暮らしやすい仕組みができるので、一度考えてみた上で収納計画を進めてみてくださいね。