漫画家・大盛のぞみさん“猫まみれ”の毎日。5匹の保護猫のやんちゃ度は?
現在、5匹の保護猫と暮らす漫画家の大盛のぞみさん。ペット情報サイト「sippo」での連載をまとめた、初の猫4コマ+エッセイ『やっぱ、猫じゃけぇ』(扶桑社)が好評発売中。ユーモアたっぷりに描かれた猫たちとの日々は爆笑必至です!
個性豊かな保護猫たちとの暮らしは爆笑必至!
今回は、猫たちとのかわいいドタバタを描いた漫画の中から2つのエピソードをご紹介!
●爪とぎ戦争、終結宣言
わが家でいちばん爪とぎをするのは普段もの静かなおこ姐さん。喜び、興奮、怒りは爪とぎをする背中で語ってくれます。なかでも、いちばん好きなガリガリポイントはソファ。激しい爪とぎにソファカバーをつけたこともあるけど、思う存分掻けない怒りから次は床をガリガリ。
引っ掻き防止スプレーなるものも試したことがありますが、わが家の猫たちには不発。
私の豊かな腹をもんだら気分が落ち着くのかも、と差し出してみたら、当たり前だけどめちゃくちゃ痛い。
ソファくんには申し訳ないけれど、これからも存分に大型爪とぎ機になってもらおうと思っています。
●まさかの破壊力! 病院嫌いなちくわ、クッサい涙で抵抗
それにしても、ちくわを初めて病院に連れて行ったときのことは忘れられません。
ケージから出そうとしたら、シャーシャー大騒ぎ!
取り押さえたら突然毒霧のようなクッサい肛門液を噴射。尻側に立って押さえていた私の服にかかってしまい呆然……。
お医者さんが「人間も怒りすぎたり怖すぎたら涙が出てくるでしょ? これもいわば涙ですよ!」とおっしゃったんだけど、臭すぎてコチラの涙がチョチョ切れそうでした。「こんな臭い涙あってたまるもんか!! この猫スカンクなのでは!?」と思ったことが忘れられません。幸い、このあとスメル攻撃は一度もなく暮らしてるんですが、病院に行く前のちくわの肛門腺絞りは必須です。
ちなみに液のかかった服は洗っても干しても漬け込んでも匂いが取れず、思い切って捨てました。恐怖や怒りの絶頂にある猫のお尻側に立つのは危険! と、いまだに病院で診察やワクチンを受けさせる度にドキドキしてます。滅多にないことらしいですけど、スメル攻撃には本当に注意してくださいね!