素肌が変わる洗顔法とアイテムの選びのコツ。ゆらぎがちな肌を守る
季節の変わり目で肌がゆらいでいませんか? これからは紫外線量も増えるので、今のうちにスキンケアの総点検をしておきましょう。知っておきたいテクと、忙しくてもできる効率的なケアを、コスメコンシェルジュの小西さやかさんに教わりました。
顔はダメージを受けやすく、ボディはケアを怠りがち
「マスク着用や、花粉症で鼻をかむなど、摩擦によるダメージが蓄積。度重なる刺激によって赤く荒れたり、肝斑というシミができるケースが増えています」と小西さやかさん。また、マスク内ではこんな危険も…。
「皮膚温が約4℃、湿度が20%も上昇。マスクを外したとき一気に水分が蒸散すると肌のバリア機能が低下し、肌の乾燥を招きます。デリケートになりがちな春こそダメージを抑えるケアを。一方ボディは、冬に比べるとケアを怠りがち。肌見せの季節に備え、保湿ケアや洗うケアを見直しましょう」。
●肌荒れが起こる原因とは?
(1) 紫外線がぐっと増えて、花粉も増える!
(2) 新生活などでストレスの増加
(3) マスクでこすれて皮膚温がUP
(1)〜(3)により、
顔は赤みやニキビトラブルが出やすくなる
冬の乾燥を引きずって、ゆらぎがちな春の肌。そこに花粉や紫外線、生活環境の変化によるストレスが加わり、弱り気味に。さらにマスクの摩擦、蒸れにより肌荒れやニキビ、シミが急増! とくにマスクがこすれる頬の上部や、鼻の頭にトラブルが発生します。
体はケアの減少で乾燥し、角質もかたくなる
冬は保湿ケアに熱心だった人も、温かくなるとさぼりがちに。冬にたまったかかとの角質をそのまま放置していたり、毎日の洗う&保湿ケアがいい加減だと、春でも乾燥が進みます。皮脂腺が少なく、外気にも触れるひざ下はカサカサになりやすいので要注意!
正しいクレンジングと洗顔で肌トラブルとサヨナラ!
マスク生活で「ノーファンデ&アイメイクのみ」なのに、洗顔が今までと変わらない人も多いよう。基本の“落とすケア”が間違っていると、トラブルの原因に。正しい洗顔をマスターして!
●1.クレンジングは肌の状態で2個を使い分け
肌がそれほど汚れていないのに洗浄力の強いクレンジングを使うと、必要な皮脂まで奪ってしまい、乾燥やゆらぎ肌を招くケースも。クレンジングはメイクの濃さや、その日の肌状態に合わせて使えるように洗浄力の強いもの、マイルドなものと2種用意して。
●2.アイメイクこそ、便利グッズでこすらず落とす
アイメイクをしているのにフ ァンデをしてないからと、洗顔料だけでオフしていませんか? アイメイクは落ちにくいタイプが多いもの。顔は洗顔料を使っても、デリケートな目元は専用のポイントリムーバーでこすらずメイクをオフしましょう。
ウォータープルーフのマスカラもサッとオフ! ヒロインメイク スピーディーマスカラリムーバー \924(KISSME/伊勢半)
●3.洗うからふくまで摩擦レスを!
洗顔料の泡は量より質が命。気泡が大きいと摩擦や皮脂を奪いすぎる危険が。そして、すすぎ後は、肌当たりがよく吸水性の高いタオルを顔にそっとのせて優しく押さえて。洗う〜ふくまで、徹底的に摩擦レスがマストです。
●4.ノーメイクの日でもぬるま湯×洗顔料で洗う
これから増えてくる皮脂は、水だけでは落ちません。ぬるま湯と洗顔料で洗いましょう。ただし、お湯の温度が高いと必要な皮脂まで洗い流すことにも…。理想は32〜34℃。ちょっと冷たいと感じるくらいがベストです。
●肌悩み別!アイテム選びのポイント
トラブルのある肌にただ洗浄力が高いものを使うと、悪化や乾燥の原因に。肌状態に合ったアイテム選びを!
マスクニキビが悩みの場合
・クレンジング:抗炎症効果のあるジェルやリキッド
・洗顔:保湿剤入りのしっとりタイプ
ヒリヒリ敏感肌が悩みの場合
・クレンジング:アレルギーテストずみのミルクや滑りのよいジェル
・洗顔:弱酸性、泡立てやすい
くすみ感が悩みの場合
・クレンジング:汚れをよく落とすオイルやバーム
・洗顔:AHAなどピーリング成分配合、酵素系スクラブ