貯蓄ゼロから&収入減でも貯金1000万円を達成。無理なく貯まる仕組みとは?
長引くコロナ禍や、値上げの波、世界情勢の変化…。そんななかでも強くたくましく年100万円以上貯めたお金の達人“オカネジェンヌ”を、今年もESSE編集部が選出! ここでは、「メリハリ貯め」で貯金1000万円を達成したTさんファミリーにお話を伺いました。
メリハリ貯めで貯金1000万円達成!楽しく貯めるライフプラン
年100万円以上貯めたお金の達人“オカネジェンヌ”を、今年もESSE編集部が選出しました。
<Tさんのプロフィール>
夫(36歳)、長男(2歳)の3人家族で、一戸建てのマイホーム住まい。5月に第2子を出産予定。ベビーマッサージの資格やパソコンスキルを生かして、仕事は在宅で行う。
●Tさんの貯めヒストリー
結婚当初は貯蓄ゼロ。家計見直しと資格取得による開業で、2度の減収を乗り越えて1000万円の貯金を達成。目標は老後資金4000万円。
・2015年12月:結婚
テニスサークルで知り合った夫と結婚。妻の貯金はゼロ。夫の貯金も結婚式、新婚旅行のウィンブルドン観戦で使い果たしてほぼゼロに。
総貯金額 約500万円
・2019年5月:産休に入り年収大幅ダウン
共働きで貯金は自然に増加したものの、育休で収入が半減して赤字に転落。家計を見直し、お金情報の大事さに気づいてFP資格を取得。
・2019年7月:第1子出産。投資開始
固定費の見直しで出費の大幅カットに成功し、貯金が順調に増加。株投資を始め、おもしろさにドハマり! 運用で資産アップに弾みが。
・2019年12月:ライフプランを作成。やる気アップ!
20年先までの貯金計画を作成。「予定どおり貯金すれば将来は安心。黒字が出たら遊びにも行ける」とわかり、モチベーションがアップ。
総貯金額 約650万円
・2020年12月
総貯金額 約800万円
・2021年9月:妻の退職で世帯年収ダウン。月約15万円のマイナス
第2子を妊娠。夫婦とも仕事で帰宅が遅く、実家も遠いため、子育てと仕事の両立が難しい状況に。妻が退職をし、収入が半減…。
・2021年12月:資格を武器に自宅で開業
ベビーマッサージの資格を取って開業。オンラインで資格取得の指導やパソコンスキルを生かした在宅ワークで、貯金1000万円突破!
総貯金額 約1050万円
投資額は貯金総額から除いています
23年先まで貯金額が決定ずみ!Tさんのライフプラン
ライフプランでお金の必要な時期を見きわめ、毎年の貯金目標を設定。「目標はストレスにならない最低限必要な額に。黒字の使い道も考えることで、モチベーションも上がります」
●やりたい夢プラン
毎年国内旅行4回(15万円×4回)、海外旅行1回(60万円) 家メンテ、家電購入代(20万円) 毎月1回豪華外食ごはん(40万円)●トピックス
生保…65歳で1400万円(2人分) 児童手当…年間18万円/1人(3歳〜中学生までは年間12万円)
●ライフプランのつくり方
・現金の貯金目標額を決める
住宅ローンの控除期間が終わる2033年に「繰り上げ返済600万円」、夫が60歳時に「老後資金2650万円(プラス貯蓄型保険1350万円で合計4000万円)」が貯蓄の2大目標。保険料の払い込み年も記入。
POINT 無理のない目標を設定すること
・子どもの教育費の出費を記入する
子どもは高校まで公立、大学は私立を想定して、ざっくりと教育費を記入。
「金額は、ネットで平均的な費用を探しました。数字にしたら、高校から大学時代はお金がかかることを実感!」
・60歳から逆算して1年ごとに貯める額を決める
目標の「60歳で2650万円」から逆算し、「子どもが小さいうちは年100万円」など毎年の最低貯金額を設定。
「目標さえクリアすれば、残りは自由に使えるから節約も楽しみながら取り組めます」