益子町では29日から3年ぶりに春の陶器市が始まり、開催を待ちわびた多くの人でにぎわっています。

1966年から始まった益子の陶器市は毎年、春と秋の2回開かれてきましたが、新型コロナウイルスの影響で2020年の春から中止されていました。3年ぶりの開催となった今回は感染対策の徹底のため、城内坂交差点や益子駅など会場の6カ所に「検温ステーション」が設置され、訪れた人たちは検温と手指の消毒をして済ませた人はリストバンドを着用します。

会場の城内坂、道祖土地区にはおよそ50の販売店や550のテントがずらりと並びます。最近は益子で活動する若い作家が増えていて販売される陶器も伝統的なデザインからモダンでしゃれた作品までさまざまです。

29日はあいにくの雨でしたが、開催を待ち望んでいた人たちは実際に手に取って感触や重さを確かめながらお気に入りの作品を探していました。春の陶器市は5月8日までです。