ヒラメ養殖で命の大切さ学ぶ 宇都宮・平石中央小学校
海のない栃木県で子どもたちにヒラメの養殖を通じて海の恵みや環境について考えてもらおうというプロジェクトが28日、宇都宮市の小学校で集大成を迎えました。
宇都宮市の平石中央小学校では、去年10月から5、6年生の児童16人が10匹のヒラメの養殖に挑戦しました。2020年に日本財団などが主催する陸上養殖の取り組みに参加したことがきっかけで、今回は学校独自で行い5センチほどしかなかったヒラメは20センチまで育ちました。
このヒラメをどうするのかを話し合い、出した答えが食べること。大切に育ててきたヒラメがさばかれていく姿を目にし、子どもたちは命を食べるということを身をもって知りました。
プロジェクトに協力してもらった日本養殖振興会の齊藤浩一代表理事から、和食の歴史や魚のさばき方を学びました。最後はさばいたばかりのヒラメをしゃぶしゃぶにして食べて、市場で仕入れたものと食べ比べました。