世界遺産がある栃木県日光市内の魅力的な観光スポットを巡る環境に配慮した小型の電気バスが導入され、27日から本格的な運行が始まりました。

 

電気で走る環境に配慮した小型のバスは「グリーンスローモビリティ」で、開放感があり観光地に溶け込むかわいらしいデザインを採用しました。

 

観光シーズンを迎え、県内で初めて本格的な運行が始まった27日、走行ルートとなる日光山輪王寺で出発式が行われ、事業を共同で行う日光市と東武バス日光の代表者など約15人が出席しました。

 

運行ルートは世界遺産「日光の社寺」の西側地域を巡る1周約4.6キロで、停留所は日光田母沢御用邸記念公園など12の観光スポットに設置されています。周辺は道路が狭いところもあり路線バスの乗り入れが難しいという課題がありましたが、小回りの利く小型バスの導入で点在する観光スポットが結ばれ、回遊性が高まることが期待されています。

 

走行速度は時速20キロ未満で、日光の自然や歴史を感じながらゆったりと巡ることができます。グリーンスローモビリティは11月30日まで運行し、来年以降も春から秋にかけて運行していくということです。