大学生たちがまちづくりに関するアイデアを披露する発表会が23日、佐野市役所で開かれました。テーマは佐野市がおととし開校した、ご当地グルメ「佐野ラーメン」の作り方を学ぶ「らーめん予備校」です。

発表を行ったのは群馬県の高崎経済大学の地域政策学部で学ぶ学生です。佐野市がインターンシップで学生を迎え入れたことをきっかけに2019年から交流が続いていて、この日は佐野市のまちづくりに関する研究成果を披露しました。

テーマとなったらーめん予備校は市の事業としておととし始まりましたが、将来的に行政の手を離れ、自走化することを目標としています。

発表会ではこの自走化について、9つのグループがアイデアを披露。学生たちは佐野市の強みを食文化が豊かであることや都心へのアクセスがいいことなどと分析した一方、駅前の活気のなさやSNSでの認知不足を弱みとして挙げました。その上で、佐野ラーメン限定のグルメイベント開催やラーメンの市民割引を行うなど、それぞれの施策を発表しました。

発表会には佐野市の金子裕市長も参加し、学生目線のアイデアに耳を傾けていました。