日ハム・清宮 「だから一軍に定着できない」といわれる「あの理由」

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 球界きってのロマン砲、日本ハム・清宮幸太郎内野手(22)の低空飛行が続いている。

 13日の西武戦(ベルーナドーム)に「4番・一塁」で先発出場、10日の楽天戦以来、2試合ぶりに4番に名を連ねたが3打数無安打2三振に終わった。打率は1割8分8厘(13日現在)と急降下している。

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 この日の清宮は攻守ともにさえないプレーが目立った。特に守備では5回一死無走者の場面で岸の平凡な一ゴロをファンブル、カバーに入った投手の吉田が素早い動きでキャッチし、アウトにする場面があった。打者走者の岸と交錯しかねない、危ない場面。これにはカバーに入った吉田も冗談交じりに「あれはキヨさん(清宮)が悪いです」と後に清宮を糾弾したが、笑いごとでは済まされないとの指摘もある。

 「以前からいえることだが、清宮の一塁守備に関してはもっと改善が必要。レギュラーで使いたい選手には首脳陣も打撃面では多少目をつぶっても、安定した守備力を求めている」(球界関係者)

 過去にはファームの試合でもベースカバーに入ってくる投手を待ってアウトにしたりなど、守備意識に欠けるプレーも見られたとあって、この日のプレーにも厳しい目が向けられた。


 一方、打撃面でも気になるのは三振が増えていることもある。直近3試合で計7三振。この日は4回二死一塁の好機に高めの速球に空振り三振に倒れるなど、相手バッテリーの攻めに苦しむ姿が見られている。

 こういった清宮の姿勢に対してはこんな声もある。

 「ビッグボス指令もとりざたされていますが、結局はプロである限り、自分で道を切り開くしかありません。試合に出続けるためには安定した守備力も必要だし、もっと学ぶ必要がありそうです」(放送関係者)

 打率2割以下ともなれば、通常のチームであれば、ファーム落ちへの「危険領域」ともなるが、今季1年はトライアウトと明言し、若手の積極育成を掲げているチームにおいてはまだチャンスも残っている。プロ5年目、清宮の本格覚醒はいつになるのか。ファンも辛抱を強いられる日々が続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]