川島永嗣(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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29日、カタールワールドカップアジア予選の最終戦、ホームのベトナム戦で日本のゴールを守ったのは川島永嗣だった。もし今年のワールドカップでも出場すれば、川島は4大会連続で日本の最後尾を任されることになる。

「連勝していたので後ろとしてはしっかり無失点でいきたいという気持ちもありましたし、とにかく勝ってホームで喜んでもらいたいと思っていました」

そう言って同点で終わった悔しさを滲ませつつ、「次に向けてしっかり対策しなければいけない」と振り返る。

もっとも今回GKは川島、権田以外にシュミット・ダニエル、谷晃生も呼ばれており決して安泰とは言えない。この試合でもアピールしたかったところだろうが「メンバーが変わった中で、うまくいかない時間帯で支えきれなかった」と反省を口にした。

それでもサバイバルレースに臨む覚悟は持っている。「ここからが(ワールドカップメンバー入りの)戦いだと思います。代表チームで活動する時間は限られていますから、所属チームに戻ってポジションを奪っていけるかだと思っています」と力強く語った。

2021年に川島は「カタールワールドカップを自分が見据えるとは全く考えてなかった」と語っていた。だが今はすっかり射程圏内に入っているはずだ。本大会でも川島のひときわ大きな指示の声が響くかもしれない。


【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:岸本勉/PICSPORT】


(撮影:岸本勉/PICSPORT)



(撮影:岸本勉/PICSPORT)