「段差をおりたら・・・」朝の散歩でまさかのアキレス腱断裂!?荒木大輔氏を襲った想定外のアクシデントとは? 橋上秀樹氏×荒木大輔氏対談

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 甘いルックスから早実時代に「大ちゃんフィーバー」を巻き起こし、ドラフト1位でヤクルトに入団。現役時代は故障に悩まされながらも不死鳥のごとく復活したことで注目を集めた荒木大輔氏。引退後は西武、ヤクルト、日本ハムのコーチを任されるなど活躍の場を広げてきた同氏に昨年は不運なアクシデントが襲っていた。

そんな不運なアクシデントについて、現役時代、ヤクルトなどで活躍し、引退後は楽天、巨人、西武、ヤクルトさらには侍ジャパンでコーチを務めた現・BCリーグ新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ監督の橋上秀樹氏とヤクルトで共に戦った荒木大輔氏が現在橋上氏がおこなっているYouTubeチャンネル「橋上秀樹アナライズTV」で語り合った。

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現役時代には肘痛により2度の手術を受けた経験や、椎間板ヘルニアによる治療を受けるなど怪我に悩まされた苦悩の時期があった荒木氏。そんな同氏は日本ハム一軍投手コーチを務めていた昨年の3月、アキレス腱断裂という大けがを経験した。

その事件が起こったのは、チームの広島遠征に帯同した際、朝の散歩がてら市内を歩いていた時だった。当時の状況について同氏によると、

「ちょっとした段差があって、踏み外したわけじゃないよ。普通に段差のところにポンと足をついたら、そのまま何の痛みもなく断裂。腱が切れてるから、血だらけで、力も入らず足がぶらぶらの状態だった」

となかなか壮絶な状況だったと振り返る。朝の散歩でアキレス腱を断裂したことでその後は宿泊ホテルのフロントで急遽、車いすを借りトレーナー室へ直行。その後、4時間かけて東京へ戻って手術をうけるという同氏にとって何とも不運な1日となったことを明かした。この怪我のリハビリには1ヶ月以上かかり、自身の復帰戦は4月半ばと開幕も過ぎていたという。

ただの段差に足をついただけで果たしてアキレス腱断裂するのか!?と不思議に感じる橋上氏に対して

「選手って結構(腱が)弱ってきてるみたいだよ。現役時代は周りの筋肉を鍛えてるから大丈夫だったけど、引退後は筋肉が弱ってきて、怪我してしまうみたい」

と、同氏は元アスリートならではの勤続疲労も関係していたのではと語る。またアキレス腱断裂だけにとどまらず、5月には新型コロナウイルスにも感染してしまう。これらに関して「人生一通り経験した」と激動の1年を振り返った。


当時はチーム内の選手、スタッフ間で感染が広がり、荒木氏も感染者のひとりとなった。重症化しなかったのは良かったものの、感染によるマイナスイメージには思うところがあるようで、

「ああいうのってさ、(感染者が)出ると遊びに行ったと思われるじゃない。でも今の時代、そういうものじゃないじゃない」

とルールを守っていたにも関わらず、世間の目が違う方向に流れてしまったことについては複雑な心境だった事を明かした。

コロナの後遺症こそ無いとはいうが、コロナから復帰した当初は気持ちが試合に入っていかない時があったと苦悩の日々を送ったという。

動画内では他にも、北海道を本拠地とする日本ハムスタッフの住居事情や飛行機移動、二軍事情についても語った。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]