開店20周年でリニューアル 東武宇都宮百貨店大田原店 ニトリが新たにオープンへ
大田原市にある百貨店が今年オープン20周年を迎えます。
家具とインテリア雑貨の大型専門店が新たに入り売り場を再編して客層の拡大を図ります。
大田原市美原にある東武宇都宮百貨店大田原店は、今年の9月に開店20周年を迎えます。
節目の年におよそ1億2千万円を投じて2階と3階の売り場を再編しました。
3階には安価な家具を製造、販売する業界大手のニトリが新たに入り2月25日にオープンします。
これにより、新規の顧客獲得を目指しこれまで課題としていた「顧客の高齢化」や「入店客数の減少」に対応します。
さらに、2階フロアには3階にあったサービスカウンターや子ども関連の店舗を移して、3世代での買い回りの利便性を高めたほか苦戦が続く衣料品関係の売り場は半分ほどに減らしました。
東武宇都宮百貨店大田原店は2005年度のピーク時には売上高がおよそ59億円に上りました。
百貨店の売り上げが、全国的に減少傾向にある中、大田原店も2017年ごろを境に厳しい状況となりコロナ禍が重なって2020年度の売上はおよそ40億円でした。
一方で、店のあるエリアは開発が進んでいてマーケットの拡大をにらんでいます。