2年連続で1兆円超 栃木県の新年度当初予算案
福田富一知事は8日、栃木県の新年度の当初予算案を発表しました。
新型コロナウイルス対策や今年の秋に国体と全国障害者スポーツ大会を控え、2年連続で1兆円を超えています。
福田知事:「総額で1兆86億円、今年度に比べて68億円減少」
一般会計の当初予算案が減少したのは4年ぶりですが、新型コロナ対策や国体開催に向けた費用により過去最高だった今年度に続き2年連続で1兆円を超えています。
県の収入にあたる「歳入」は企業業績の回復により県税と地方譲与税は合わせて318億円程度増加する見込みですが、国からの地方交付税と臨時財政対策債が290億円減少します。
不足する財源は貯金にあたる財政調整基金と県債管理基金から94億円を繰り入れます。
新年度予算案は新型コロナの克服とポストコロナへの対応、それに国民体育大会と全国障害者スポーツ大会の開催と継承などを柱にしていて、このうち新型コロナ対応には1898億円を充てています。