小中学生や高校生などが理科の分野で研究した作品の審査会が4日、宇都宮市内で開かれました。

この県理科研究展覧会は子どもたちに自然や科学など理科に興味を持ってもらい「科学する心」を育てようと開かれているものです。

今年で75回目の開催で、本来は宇都宮市内で展示や発表会などが開かれますが、今年は新型コロナの感染防止対策のため中止となり審査会のみとなりました。

審査会は栃木県内の7つの地区の代表作品84点から各学年の最優秀作品を選出します。

審査は県や市、町の教育委員会や県子ども総合科学館の職員などおよそ40人で行われました。

デジタル技術を取り入れ作品の見せ方の質が上がっているといい、審査委員長を務めた宇都宮大学の人見久城教授は「どの作品にも、子どもたちの科学する心が溢れていた」と述べ、県内の理科研究がさらに充実すると今後に期待していました。

審査の結果は県総合教育センターのホームページで見ることができます。