保健所にワクチン対策室設置 子ども接種見据え 宇都宮市
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の本格化と子どもへの接種を見据えて宇都宮市では1日から保健所の中にワクチン対策室を設置しました。
宇都宮市保健所の保健予防課に1日から設置された「コロナワクチン対策室」です。
市の保健所では、これまで専属の職員7人に応援職員を加えて新型コロナウイルスのワクチン接種に関連する業務を進めてきました。
新たに設置した対策室は専属を19人に増やし、応援15人程度の合わせて34人ほどで業務にあたります。
担当するのは「ワクチンの供給量に合わせた接種計画の立案」や「集団接種会場の設営」などです。
宇都宮市では1日から一般高齢者の3回目の接種が本格的にスタートし、国では5歳から11歳の子どもへの接種を3月にも開始するよう準備を進めています。
これらを見据えて専属の職員を増やすことで業務のノウハウを蓄積し、スムーズにワクチン接種を進める狙いです。
感染が拡大する中、宇都宮市では連日200人近い新規感染者が発表され、保健所では応援職員を増やしたり国や県の通知に基づいて疫学調査で聞き取る内容を絞ったりして対応しています。
それでも業務が深夜に及ぶ日もあり、今後さらに感染が拡大すれば保健所の業務だけでなく医療提供体制への負荷が増すことが予想されます。