栃木県内の病床使用率 2月中旬にも50%到達 知事が危機感
新型コロナウイルス感染の急拡大が続く中、福田富一知事は1日の定例会見で2月中旬にも新型コロナの病床使用率が50%を超え、栃木県内の医療全体がひっ迫する恐れがあると危機感を示しました。
県内の感染状況は今年に入り爆発的に拡大を続けていて全国的な状況を考えると1日当たりの新規感染者が千人を超える可能性もあります。
31日に去年11月21日以来の重症者が確認されたほか、中等症は2週間前の3倍にあたる27人に増えていて、県の試みの計算ではこのままのペースで感染者が増えると2月10日ごろに病床使用率が50%を超えることになります。
これは県内の医療全体が危機的となる数字で、国が緊急事態措置を検討する判断のひとつ警戒度のレベルを3に引き上げる目安となる状況です。
一方、福田知事は30日に閉幕した冬季国体について「開催は成功だった」と述べ、10月の本大会や障害者スポーツ大会につなげていきたいと意欲を示しました。
大会期間中に新型コロナの関係で棄権したのは9人で、アイスホッケーは4チームでした。このうち陽性は1人でした。