新型コロナウイルスの第6波対策で栃木県が県内の薬局の協力を得て行っている無料検査について検査キットの不足が深刻化してきています。  

あと1週間ほどで在庫が底をつくかもれしれない薬局もあり、手軽に受けられる無料検査が受けられなくなるかもしれないという課題が出ています。

感染力の強いオミクロン株による感染者急増を受けて、栃木県では1月4日から薬局などで無症状者の県民を対象に無料検査が始まりました。

宇都宮市ゆいの杜にあるピノキオ薬局です。

こちらの店舗では無料の抗原検査をこれまでに247人分実施してきました。

当初1日数人程度だった無料検査の利用者が県内で1日の新規感染者が200人を超えた1月15日からは毎日10人以上に増えたということです。

ピノキオ薬局では県内4店舗で無料検査を実施していて、このままのペースでいくと検査キットが1週間ほどで底をつく状況です。

販売用の検査キットも完売していて、メーカーに注文してもいつ納品されるか全く見通しがたっていないということです。

栃木県が国のまん延防止等重点措置区域になったのに合わせて県は無料検査を2月まで延長しましたが、このままではそれができるなくなる可能性も出ていてキットを早急に確保することが求められます。