将棋の藤井聡太四冠が渡辺明王将に挑む王将戦7番勝負の第3局は30日、勝負が決まる2日目の対局が大田原市内のホテルで行われました。

一局を2日かけて行う王将戦7番勝負。初日の29日は開始からおよそ9時間、午後6時過ぎに渡辺王将が62手目を封じて終えました。

2日目の30日は午前9時に立会人が渡辺王将の「封じ手」を開封して対局が再開されました。

19歳の藤井四冠は去年、棋聖と王位を初防衛したほか、竜王と叡王を奪取し4つのタイトルを保持していて、今回の王将戦では史上4人目、最年少での五冠を目指しています。

一方、37歳の渡辺王将は名人、棋王との三冠の維持がかかっていて、将棋界を代表する2人による注目のカードになりました。

王将戦7番勝負は先に4勝した方が王将を獲得することになっていて、藤井四冠がここまで開幕2連勝。

対局は午後7時15分、藤井四冠が135手で渡辺王将を下し、五冠に王手をかける3勝目をあげました。