宮城県白石市の山林で白骨化した女性の遺体が見つかった事件で、栃木県警は29日、同居していた男と共謀し遺体を埋めた疑いで逮捕した女の身柄を宇都宮地方検察庁に送りました。

死体遺棄の疑いで検察に身柄を送られたのは益子町益子の無職、郄木沙耶花容疑者(23)です。

郄木容疑者は死体遺棄の疑いで逮捕された同居する白石市の無職、海部学容疑者(35)と共謀し2019年12月ごろ、遺体を白石市内の山林に遺棄した疑いがもたれています。

栃木県警によりますと郄木容疑者は今月18日、さくら警察署に「アパートで監禁していた女性が亡くなり男と穴を掘って埋めた」などと自首し「監禁中に暴行もあった」と申告していました。

高木容疑者は海部容疑者の妻の妹で「2019年夏ごろから海部容疑者と姉との3人で、さくら市内のアパートで同居を始めた。姉が家を出て秋ごろからは海部容疑者と二人で住むようになった」と供述しているということです。

遺体は容疑者らに監禁されていた当時24歳の知人女性とみられ、県警は身元の特定を急ぐとともに死亡までの経緯を調べています。