地域の魅力を全国に発信しようと那須塩原市が28日、東京都内でウエディング事業などを展開する企業とパートナーシップ協定を結びました。

両者をつなぐきっかけとなったのは去年行われた東京オリンピックです

那須塩原市と協定を結んだのは東京都で結婚式場の運営やイベントの企画を行っている八芳園です。

八芳園は市が東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン事業で海外の選手団をもてなす際、地元の高校生と一緒に地元食材を使った料理の開発に携わったほか、市内の食材を使ったメニューを提供するカフェを都内に開くなどオリンピックをきっかけに市と連携を深めてきました。

この連携を継続していくことが今回の協定の狙いで、八芳園がイベント企画やレストランの運営などの本業で培ったノウハウを生かして、那須塩原市内の食材や観光地のブランド化をめざします。

市によりますと栃木県内の自治体が八芳園と協定を結ぶのは初めてで、今後は国指定重要文化財の旧青木家那須別邸を会場にした結婚式や道の駅を活用したイベントなどを検討しているということです。