新しい年を迎えて、今年こそ貯まる家計を目指したい！　そこで今回は、ストレスフリーのらくらく家計管理で年200万円の貯蓄を成功している読者Sさんの貯めワザを拝見！　簡単家計簿や目的別貯金など、見習いたいワザが満載です。

ラクラク管理でOK！Sさんの幸せなお金の貯め方

年間200万円を貯蓄しているSさんが実践しているのは、ストレスゼロの家計管理。成功のカギは、放っておいても貯まる仕組みにありました。

貯め上手なSさんの家計表＜画像＞

【Sさんの家計表とプロフィール】

39歳。夫（39歳）、長女（7歳）の3人家族。家計整理アドバイザーとして働くかたわら、趣味を生かして農業関係のアルバイトも。結婚当初は東京で共働きし、2013年に地元長崎に戻ってマイホームを購入。貯蓄に励み、5年で住宅ローンを完済！

 

●まずはゴールを決める

将来必要な教育費やもらえる年金額を調べ、貯めたい額のゴールを設定。
「毎年いくら貯めればいいのかめどがつくので、無理な節約は必要なし。残りのお金でレジャーを楽しむゆとりもできます」

 

●先取り貯金でムリなく貯める

教育資金はつみたてNISAと学資保険で、老後資金はiDeCoと個人年金保険で、それぞれ貯蓄。
「毎月給料が入ったら、口座引き落としやネットバンキングなど先取りで貯めています」

 

●1枚のカードで目的別貯金

・住信SBIネット銀行を利用

1つの名義で複数の口座がつくれるカードを使い、「クルマ用」「多目的用（家電の買い替え、家の改修など）」「旅行用」の3つを開設。
「1枚のカードで、お金の流れがしっかり整理できます」

●スマホアプリで資産をチェック

資産の管理は、銀行口座やクレジットカードなどをひもづけてお金の出入りを確認できる家計簿アプリ「マネーフォワード」で。
「週2〜3回、投資の運用状況や資産の増減を確かめます」

 

●固定費は定期的に見直す

固定費は毎年1月に必ず見直し。
「年々家族の状況は変わるし、新サービスも出るので、見直せばムダは見つかるもの。今年は光回線と保険の見直しで、年間10万円の出費が減らせました」

 

●1分家計簿でラクに家計管理

収入と支出がひと目でわかり、1分で記入できる簡単家計簿を作成。「私の収入はほぼ貯蓄に回すので、夫の収入だけを記録。日々の支出は、週1回集計して予算オーバーを防いでいます」

＜書くのはコレだけ！＞

（1）　夫の月収と予算（予算は固定費と流動費の計12万5000円。かっこ内に夫の月収を記入）

（2）　日々の出費

（3）　週の支出額

（4）　固定費（光熱費・通信費など）

 

家計簿は4冊目に突入。
「簡単につけられて、月の予算をしっかり管理できるのでストレスフリー。挫折せずに続いています」

 

節約だけじゃない！幸せなお金の使い方

ラクな方法でしっかり家計管理しているから、好きなことにも安心してお金が使えます。

●趣味は各自のこづかいから

・コツコツお金を貯めてNintendo　Switchを購入

趣味のお金は家計から出すと際限ないので、こづかいから。

「子どもも、自分のこづかいや1回20円のお手伝いのお礼を貯め、一緒に使う夫分の月1000円と合わせてゲーム機を買いました」

 

・家庭菜園の道具はお気に入りのものを使う

畑仕事が楽しくなるように、道具は使いやすいものを厳選。

「手で耕すのは大変なので、小型耕運機を買いました。クルマで持ち運びできるし、作業の効率が格段によくなり大満足です」

 

・お手入れいらずの家電に投資して家事をラクに！

共働きで忙しいので、「家事はラクに効率よく」がモットー。「扇風機はハネを取り外す手間が不要で、お手入れが簡単なものを選びました」。ロボット掃除機も活用中です。

 

・ストレス買いしないようにムダづかい費を用意

家族のこづかいやレジャー費は、月3000円ほどの“ムダづかい費”を加えて多めに設定。「普段は節約に励んでも、趣味や遊びで息抜きできればストレスになりません」

 

お金を貯めることと使うこと。そのメリハリがあるからこそ、確実に貯められて暮らしも豊かに楽しめます。達人の貯めセオリー、ぜひ参考にしてみてください。