図解 仕事の基本 社会人1年生大全(講談社)

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 さまざまなジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。

 前回2021年12月20日は、前週(12月13日)に引き続き「人をいかに育てるか」というテーマで放送。BOOKウォッチ編集部おすすめの本は13日の放送でお伝えした『図解 仕事の基本 社会人1年生大全』(北條久美子 著、講談社)。

 どんな内容なのかは、書評記事「新入社員に告ぐ 「仕事でLINEはまだ早いよ」」も合わせてご覧ください。

 番組では、株式会社TFJ NEXT代表取締役社長の藤本JOHNNY孝博さんと、東京ガス株式会社ソリューション共創部長の清水精太さんが「人をいかに育てるか」について熱いトークを繰り広げました。

良いリーダーとは

清水 ビジネス能力とナンパ能力は正の相関があると思っています。良いビジネスリーダーは、良い意味で人をナンパするのが上手です。新しいことを始めるときは、その道のエキスパートからたくさん学ぶと良いです。
藤本 リーダーシップとは、勝手に人が集まってくる方が良いです。正論を言って嫌われることが必要な時もありますが、ステップ1はそこではありません。集団を束ねるためには人を集められる人の方が有利です。その上で、厳しいことを言えるのが一番すごいリーダーです。そのような人の魅力を分析し、真似することが大切です。

人が人をどう育てるか

藤本 正しいか正しくないかより、軸がしっかりしていてブレないことが大事です。間違えたときに、それを認め素直に謝る覚悟があるかないかです。嫌われたくないから嘘をつくので、間違いを間違いだと言えないのは愛のなさです。 ベースのコミュニケーションのトレーニングも大切です。今は怒りをコントロールするあまり、喜怒哀楽が小さくなり、人間が小さくなってしまっています。 上辺の話だけではなく、本当のことを本気で言う場を作っています。
清水 大事なのは愛ですね。自分に興味を持っていると感じたら、色々と話してくれるはずです。 人に興味がある人がリーダーで、そこに愛があれば、雰囲気は良くなります。 様々な方向でコミュニケーションが取れる組織だと、部下も心を開きやすくなり成長に繋がります。

 次回は、本日12月27日(月)19時から「ストレスフリーに生きるには」をテーマに放送。 詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!

書名:  図解 仕事の基本 社会人1年生大全
監修・編集・著者名: 北條久美子 著
出版社名: 講談社
出版年月日: 2018年3月22日
定価: 本体1000円+税
判型・ページ数: B6判・255ページ
ISBN: 9784062209892


(BOOKウォッチ編集部)