現役時代に自身も対戦したC・ロナウド(下)について語ったのが、カンナバーロ(上)だ。(C)Getty Images

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 元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロが、ワールドカップ(W杯)出場の危機にある後輩たちについて語った。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が伝えている。

 イタリアは今夏にEUROを制しながらも、先日全日程が終了したカタールW杯欧州予選では、スイスの後塵を拝して2位に終わり、ストレートインならず。プレーオフに回り、26日に行なわれた組み合わせ抽選会の結果、準決勝で北マケドニアとホームで、それに勝てば決勝でポルトガル対トルコの勝者と敵地で相まみえることとなった。

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 自身もフランスW杯の際には、ロシアとのプレーオフを経て出場権を掴んだ経験を持つ48歳のレジェンドは、北マケドニアに対してリスペクトを示しつつも「自分たちのレベルでプレーすれば、そのようなチームからは何も恐れることはない」とコメント。そしてファイナルで対戦する可能性が高いポルトガルとの一戦に向けては、こう語っている。

「ポルトガルは強いし、こういうドライな試合では不安を打ち消す必要があるので、注意が必要だ。また、相手がホームでプレーすることへの不安も大きいはずだ。ただ、イタリアはこれまでにアウェーで素晴らしい戦いを見せてきた。2000年にアムステルダムで行なわれたオランダとのEURO準決勝では、オレンジの壁を倒したし、7万人のドイツ人が詰めかけた2006年のワールドカップ準決勝のドイツ戦という例もある」
 
 最も警戒すべきなのは、もちろんクリスチアーノ・ロナウドだ。このスーパースターを止めることができるかが、カタール行きを手繰り寄せる鍵となる。カンナバーロは、昨シーズンまでユベントスでC・ロナウドと共にプレーしていたベテランCBコンビに期待を寄せている。

「ワールドカップを目指すCR7は、イタリアとの試合のために生きている。彼は常に最も危険な存在であることは間違いない。大量のゴールを決め続けているからね。我々は彼の動きをよく知っている(ジョルジョ)キエッリーニと(レオナルド)ボヌッチを信頼しているよ。ただ、クリスチアーノは数年前ほど動けなくなっているので、それが我々に有利に働くかもしれない」

 前回のロシア大会ではプレーオフでスウェーデンに敗れ、60年ぶりにW杯出場を逃しているアッズーリ。同じ悲劇を繰り返さぬように、まずは確実に北マケドニアを退けたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部