【MLB】大谷翔平へ「下手な日本語、失礼シマシタ」 粋な進行した米キャスターに同業者も称賛
コミッショナー特別表彰の会見、大谷も頷いて笑顔に
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、大リーグ機構から「コミッショナー特別表彰」を受賞した。MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏とともに記者会見したが、進行を務めた米キャスターは大谷に敬意を表し、日本語で約20秒間話すシーンも。「下手な日本語で、失礼シマシタ」と締めくくった場面には、現地のメディア関係者からも「超良かった」「素晴らしい」などと称賛が送られている。
敬意の伝わる話し方だった。会見場でマンフレッド氏、水原一平通訳に挟まれて座った大谷。すると、進行を務めた米放送局「MLBネットワーク」のキャスター、スティーブン・ネルソン氏は「日本のメディアの皆さん、コンバンワ」と日本語で挨拶した。
続けて「MLBネットワークのネルソンと申します。次は、マンフレッド・ロブさんが、大谷選手に、特別な発表がございます」と説明。最後は「下手な日本語で、失礼シマシタ」と締めていた。聞いていた大谷も時折頷き、微笑みを浮かべていた。
実際の映像をネルソン氏は自身のツイッターに公開。「私は日本の学校に通っていました。それ以来ほとんど話していないので、喋れなくなっていますが。しかし、ショウヘイにとっての特別な夜なので、彼と日本のメディアを歓迎したかったんです。完璧ではありませんでしたが、これからも(日本語能力の)鈍りを溶かしていきたい」と、日本語で語った意図を文面で明かしていた。
投稿を見た他の米メディア関係者もツイッターで反応。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のダニー・ヴィエッティ記者は「超良かったよ。スティーブンが仕事ができるもう1つの理由だね」と称え、MLB公式サイトのアンソニー・カストロヴィンス記者は「私は(日本語を)理解できていないけど、素晴らしいと思ったよ!」と投稿。米地元紙「ボストン・グローブ」のレッドソックス番を務めるピート・アブラハム記者も「直接見ていたけど、クールな瞬間でした。グッジョブ」と称賛していた。(THE ANSWER編集部)