自慢の商品を売り込みたい栃木県内の食品メーカーと商品の買い手となる全国の小売業者をつなぐ商談会がリモート形式で開かれています。

銀行が橋渡し役を務めていて、鍵となっているのはとちぎの食を集めたガイドブックです。

商談会はコロナ禍に苦しむ食品事業者の販路拡大を支援するため、栃木銀行が開いているものです。

１０月２５日までの期間中、スーパーなどのバイヤー９社と県内で食品を扱うメーカーなど３０社が１対１で商談を行います。

初のリモート開催となった今回、売り手と買い手をつなぐ上で一役買っているのが銀行がバイヤー向けに作成したガイドブックです。

県内を中心に１３６の商品が掲載されていて、ガイドブックを見たバイヤーが取引をリクエストすると銀行がメーカー側との商談の場をセッティングする仕組みです。

１３日は群馬県に本社を置くスーパーのとりせんと宇都宮市で羊かんなどを手掛ける若山商店との商談が行われ、商品の魅力を熱心にアピールしていました。

ガイドブックは銀行のネットワークを活用して全国に配布されているほか、電子版がホームページ上に掲載されていて、銀行ではこの取り組みを通して地域の食を応援し活性化につなげたいとしています。