AI活用した授業スタート 学習意欲向上も期待
ICT、情報通信技術を教育現場に取り入れるGIGAスクール構想の実現に向けて、宇都宮市の小中学校でAI、人工知能を使った授業が試験的に始まりました。
宇都宮市の瑞穂野中学校でも6月末からタブレット端末を使った授業が始まりました。
生徒が使っているのはAI型ドリルと呼ばれるソフトです。
問題に対する答えをAIが自動で採点し、生徒がどこでつまずいているかを判断した上で、それぞれの生徒に合わせた次の問題を自動的に出題します。
宇都宮市では今年、全ての公立の小中学校の児童と生徒およそ4万人にタブレット端末を配布しました。
文部科学省が進めるGIGAスクール構想の実現に向けたもので、今回の試験導入はタブレット端末の取り扱いに慣れてもらう狙いがあるほか、児童や生徒が自分の理解度に応じた問題を解き進められることから学習意欲の向上にも期待を寄せています。
また、採点作業の自動化で教員の負担を軽減できる効果もあります。
タブレット端末を使った授業は来年度から本格的に始まる予定です。