新型コロナウイルスのワクチンの自治体への供給が不足する中、栃木県に来月2日から15日までに配分されるワクチンは市や町が希望する量の45%に留まることが13日開かれた福田富一知事の定例の記者会見で明らかになりました。

県によりますと県内へのワクチンの配分量は高齢者向けに供給された7月4日までが市町の希望する量に対して8割以上、一般向けの7月5日から18日までは希望する量の6割、7月19日から8月1日までは希望する量の4割ほどとなっています。

さらに、12日に国が示した8月2日から15日までの配分量は市や町が希望する量の「45%」に留まっているということです。

福田知事は県内の市や町の接種のピークは9月末となる見込みを示し、国が全ての希望者への接種を目指す11月までの県内の完了に向け引き続き取り組んでいく考えを示しました。

また、県が済生会宇都宮病院で8月にもスタートさせる病院連携型のワクチン接種については、県営の大規模接種会場となっている健康の森では利用者の半分程度が宇都宮市民のため宇都宮市分のワクチンが余る可能性があり、そうした余剰分を充てるなどしてすべての県民が活用できるよう対応していく方針です。