7月に入ってから全国各地で大雨の被害が相次いでいますが、災害が発生した際に各地に派遣され応援にあたる災害復旧技術専門家の登録証の伝達式が12日、県庁で行われました。

これは全国防災協会が認定する制度で、都道府県で災害復旧の業務に長く携わってきた県などのOBの職員を被災地に派遣し、ボランティアで支援や助言を行ってもらうものです。

全国で391人、県内で17人が登録していて、元県河川課長の橋本正人さんなど3人が県土整備部の田城均部長から登録証を受け取りました。

また、3人はあわせて県の災害復旧技術アドバイザーの認定も受けました。

2年前の東日本台風では実際に延べ34人が、被災した県内の市や町に派遣され活動しています。

今月3日に発生した静岡県熱海市の土石流被害のように自治体の枠を超えて迅速かつ的確に対応しなければならない災害は毎年相次いでいて、登録証を受け取った3人は表情を引き締めていました。