全国知事会は11日、新型コロナウイルス緊急対策本部の会合をオンラインで開き、ワクチン供給不足の解消を国に求める緊急提言案を示しました。

会長の徳島県の飯泉嘉門知事は「感染拡大の第5波は止めなければならない」と警戒感を示しました。

栃木県の福田富一知事は都市部の大規模接種会場などにワクチンの数が偏っていることを挙げ、市・町が設定しているワクチン接種スケジュールに支障がないよう確実な供給を求めました。

さらに福田知事は県内で医療従事者や病床などがひっ迫していた場合に万が一、東京オリンピックで県内をキャンプ地にしている4カ国の選手や関係者が感染した際には国が確保している医療施設を速やかに利用できるよう求めました。

緊急提言案は近く政府に提出されます。