7月に入り熱海市の土石流や九州の豪雨など全国で水害が相次いでいる中、宇都宮市で消防団などによる水防訓練が行われました。

この訓練は地域の消防団の技術の向上を図り、水防体制の強化につなげようと宇都宮市消防局が行っているものです。

去年は新型コロナウイルスの影響で中止されましたが、今年は規模を縮小し消防局の職員と消防団のおよそ200人が参加しました。

訓練では消防団員が水害を防ぐための土のう作りや積み方、堤防の補強方法などを学びました。

こちらは住宅などへの浸水を防ぐための簡易的な水防方法です。

一般の家庭にあるものを重りにして、そこにブルーシートを正しい手順で巻き付けることで簡単な堤防を作ることができます。

特に高齢者の一人暮らしなどの場合は普段から土のうを備え災害の際に積むことは難しいですが、この方法であれば比較的簡単に浸水を防ぐことができるといいます。

参加した消防団員たちは一つ一つの手順を確認しながら、いざという時に水の被害を防ぐ方法を学んでいました。