国会で答弁する金首相(左)=23日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の金富謙(キム・ブギョム)首相は23日、国会の対政府質疑で脱原発政策について、「脱原発により原発が電気を生産しないかのように(主張)することは過度な扇動」だとして、「原発は今後60年間、われわれのエネルギー源で重要な部分を占めざるを得ない」と答弁した。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2017年の大統領選で脱原発を公約に掲げ、当選後は新規原発建設計画の白紙化や老朽化した原発の運転延長禁止など、脱原発を目指す方針を発表している。

 金首相は世界の原発のうち、設計寿命を超えて稼働している原発の数を問う質問に「われわれも60年間原発を稼働しなければならないため、設計寿命を延ばせる余地があるか見極めなければならない」と強調した。