西武・松本航投手

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◆ 真っ直ぐで圧投!9奪三振中6個がストレート

 西武の先発・松本航が楽天打線を相手に8回無失点と好投し、今季6勝目を挙げた。

 松本は1回、3回と得点圏に走者を背負ったが後続をしっかり打ち取り、6回と8回には先頭打者の出塁を許しながらバックの好守にも助けられて三塁を踏ませないピッチングを披露。8回を123球、散発の3安打、9奪三振の無失点に抑えてチームに勝利をもたらした。

 22日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた大久保博元さんは、松本のピッチングに「真っ直ぐが今シーズン一番良かった」とコメントし、9奪三振中6個をストレートで奪った投球内容に注目。「今日のようなピッチングをすればいくらでも勝てるんじゃないか」と太鼓判を押した。

 松本自身もお立ち台で「1週間真っ直ぐを中心に練習してきたので、それを試合で投げることができた」と納得。同日の放送で解説を務めた谷沢健一さんも「テイクバックが小さくなって打者から見にくくなった。(ストレートも)コースに決まっていた」と評価し、その投球内容に目を細めていた。

 今季は一時、中継ぎに配置転換されるなど苦しんだ時期もあったが、5月以降は負けなしの5連勝と復調傾向。チームトップの6勝目を挙げ、同年代の郄橋光成、今井達也らと共に新たな西武先発陣を牽引する存在となれるか、今後の活躍に注目だ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』