外出時にマスクをする生活が、およそ1年半続いています。外出時はマスク姿がデフォルトとなり、中にはマスクをした姿しか見たことがない人も周りに増えてきたのではないでしょうか。マスクは肌の欠点を隠すことができるメリットもありますが、擦れなどによって肌荒れに悩む人も増えているようです。堅実女子の皆さんの肌状態は、今どんな具合になっているでしょうか?

30代・40代女性の約6割はマスクが原因で肌荒れ傾向

株式会社CloudNineでは30代・40代の女性を対象に「マスク時代の肌あれ事情」に関する調査を実施。こちらで「マスク着用によって肌トラブルや肌の悩みが増えましたか?」と質問したところ、6割近くの方が『とても増えた(14.6%)』『やや増えた(42.5%)』と回答していることが分かりました。

マスク着用で肌トラブルが減った人は2.4%しかいませんでした。

具体的な肌トラブルは「肌あれ」がトップで、それに続くのは「ニキビ、吹き出物」、「蒸れ」、「乾燥、カサつき」、「テカり、脂っぽさ」となっています。そういった事情によりスキンケアが変化した人も多く、同調査では「マスク着用の機会が増えたことによって、スキンケアアイテムの選び方が変わりましたか?」と質問したところ、「少し変わった」「大きく変わった」と回答した人の合計は35.4%に。

具体的な回答としては「より刺激が少ないもの、保湿力の高いものを選ぶようになった」(40代/会社員/茨城県)、「ポイントメイクが減った分、スキンケアのランクを上げました」(40代/パート・アルバイト/京都府)、「敏感肌用のスキンケアや、バリア機能が高いクリームを塗るようになった」(30代/会社員/宮城県)といったものが寄せられています。

自分だけではなく、他人のマスクによる肌荒れも気になっていた

とはいえ今は肌トラブルがあってもマスクでカバーすることができますが、問題はマスクを外した時。アフターコロナでマスクが不要になるのはうれしいですが、1年以上隠れていた肌があらわになることに、戸惑いを感じる人もいるのではないでしょうか?

そこで同調査では「マスクを外して素肌を見せることにプレッシャーを感じますか?」と質問。すると「外すのが怖いくらいプレッシャーを感じる(素肌に全く自信が持てない)」と回答した人が15.2%で、一番多かったのは「ややプレッシャーを感じる(素肌にあまり自信が持てない)」(51.9%)との意見。合計7割以上がマスクを外すことにプレッシャーを感じていることが分かりました。

コロナ禍以前からつねにマスクをつけることで安心感を得る「マスク女子」が存在していました。

また自分以外の周囲の人に対してマスクを外した時の肌をみて、“あれ?”と思ったことがありますか?」と質問したところ、「よくある」「たまにある」と回答した人の合計は47.9%。具体的意見としては「マスクをとると毛穴の開きが気になります」(30代/パート・アルバイト/東京都)、「ほうれい線こんなに目立ってたかな?」(40代/パート・アルバイト/愛知県)、「隠れてるとツルッとしてると勝手に思い込むので外してニキビとかあると、おお…と思います」(30代/専業主婦/愛知県)といった回答が寄せられました。

マスク美人」という言葉もありますが…。

日本でもワクチン接種が進めば、マスクを外して生活できる可能性が高くなります。そう遠くない将来にそうなると信じ、その時はマスクを思う存分外せるようにしたいもの。今はマスク生活を続けながら、スキンケアも強化することが大切かもしれませんね。

【調査概要】
調査概要:「マスク時代の肌あれ事情」に関する調査
調査期間:2021年5月18日(火)〜2021年5月19日(水)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,106人
調査対象:全国の30代・40代女性
​モニター提供元:ゼネラルリサーチ