【MLB】大谷翔平をかつて酷評 “謝罪”した米記者が自虐的に再絶賛「最初から知っていたよ」
MLB1年目の大谷に懐疑的な意見だった米記者が14号を称賛
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、インディアンス戦に「2番・DH」で先発出場。初回の第1打席で3試合連続となる14号ソロを放った。飛距離440フィート(約134メートル)の大きな一発でメジャー単独トップを走るが、かつて大谷を酷評しながらも、すぐに“謝罪”していた米記者は「最初から知ってたよ」とSNSに投稿。自身が「not good」と評した記事の見出しを塗りつぶし「very good」とした画像も公開している。
インディアンス戦で14号を放ち、本塁打ランクトップを走る大谷。投げても防御率2.10、40奪三振と、今季は投打に実力を発揮している。かつて手のひら返ししていた米記者は、改めてその実力を称賛したようだ。
米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は、自身のツイッターに「最初から知ってたよ」と投稿。添付画像として、2018年に自身が執筆した記事のタイトル「ショウヘイ・オオタニの打撃に関する評価は決まった。よくない」との見出しの「not good」の部分を黒く塗りつぶし、「very good」と書き換えたものを公開した。
2018年、米ヤフースポーツに務めていたパッサン記者は、MLB挑戦1年目だった大谷のオープン戦の打撃を見て、スイングのバランス、腰の位置などに問題があると記事で指摘。あるスカウトから「基本的に彼は高校生バッターみたいなもの」「高校生バッターにメジャーリーグに飛び込めなんて言えるかい?」などと聞いたことを伝えたうえで「すでにオオタニの不安材料は数多くある。彼も休日のない日程に慣れるのは大変だと話している」と懐疑的な内容をつづっていた。
開幕後、大谷は3戦連続本塁打を記録するなど活躍。するとパッサン記者は「ごめんなさい、私が完全に間違っていました」などと題した記事で“謝罪”を伝えた。当時は多くの米メディアがパッサン記者と同じような意見を主張していたが、大谷の活躍でそうした声は少なくなっていった。
パッサン氏は今回、過去に執筆した記事を自虐的に使い、改めて大谷を称賛する形をとっている。米ファンからは「未来を予言してる」「あなたはその意見だったよね。尊重するよ」「舌を噛み切ってくれよ」「現時点で最高の野球選手だよ」などと様々なコメントが寄せられている。(THE ANSWER編集部)