Twitterが収益増加のためにサブスクリプションモデルについて研究していることが明らかになっていますが、新たに月額2.99ドル(約330円)の有料サービス「Twitter Blue」を計画していると報じられています。

Twitter may be working on Twitter Blue, a subscription service that would cost $2.99 per month - The Verge

https://www.theverge.com/2021/5/15/22437690/twitter-blue-subscription-service-299-undo-tweets

Twitterは世界中に多くのユーザーを抱えていますが、長らく収益化の問題が指摘されており、決算発表の度に身売り情報があふれるほどでした。そんなTwitterは、新しい収益源を確保するためにサブスクリプションモデルの研究を行っていることや、有料オプションとして新機能を開発していることが報じられています。

そんな中、Twitterの「送信取り消し機能」などの実装前の新機能などをアプリ解析から明らかにしてきたアプリ開発者のジェーン・マンチュン・ウォン氏が、Twitterが計画中の有料サービスの料金やサービス名を発見したとツイートしています。

ウォン氏によると、Twitterが計画している有料サービスの名前は「Twitter Blue」。Twitter Blueでは月額2.99ドルで、ツイートの「送信取り消し機能」や、「ブックマークコレクション機能」が利用可能になるとのこと。Twitter Blueは段階的なサブスクリプションモデルとなるようで、毎月支払う料金により使える機能が変化してくる模様。



ツイートの「送信取り消し機能」は、「ツイートする」ボタンを押した直後に、5秒間ほど表示される「Undo」ボタンを押すことで、ツイートを取り消しすることができるという機能です。

Twitterが「送信取り消し機能」を有料オプションとして開発中 - GIGAZINE



「ブックマークコレクション機能」は、Twitterのブックマークをフォルダ分けして保存できるようになるというものです。



提供されるサブスクリプションプランの中で高額プランに加入した場合、ウェブサイト上から広告を非表示にする機能が使えるようになる可能性があるとも指摘されています。広告非表示機能が使えるようになる理由は、Twitterが2021年5月に広告非表示サービスの「Scroll」を買収したため。実際、Scrollのトニー・ハイレ元CEOも、「Scrollがより広範なTwitterサブスクリプションに統合される」とツイートしています。

Twitterがウェブサイトの広告を非表示にするサブスクサービス「Scroll」を買収 - GIGAZINE