【MLB】「オオタニの快投がブルペンの失態で台無しに」 降板後に炎上した救援陣に地元紙辛辣
7回1失点快投も降板後に救援陣が炎上
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)の敵地アストロズ戦に「2番・投手」で渡米後3度目の投打同時出場。7回1失点10奪三振と好投したが、打線の援護なく降板後には救援陣がつかまりチームは1-5で敗れた。地元紙では「オオタニの快投がブルペンの失態によって台無しに」と報じられている。
好投も報われなかった。大谷は直球、スライダー、スプリット、カーブと多彩な変化球でストライク先行。今季最長の7回を投げて、10奪三振、被安打4、1失点。課題だった制球も大幅に改善し、与えた四球は1つだけだった。
ほぼ完ぺきな投球を披露したが打線の援護はなく、1-1の7回を投げ終えたところで降板。8回の守備からは右翼に回ったが、大谷の後を受けた救援陣が8回に4失点。試合を壊してしまった。
不甲斐ないブルペンに地元メディアも辛辣だった。米カリフォルニア州地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」では「アストロズに敗戦し、ショウヘイ・オオタニの快投がエンゼルスのブルペンの失態によって台無しに」の見出しで試合をレポートしている。
「ショウヘイ・オオタニがおよそ3年間失われていた完璧な投球パフォーマンスをついに実現した」と大谷の投球を称賛。さらに「彼は、エンゼルスが求めていたもの全てを与えた」と続けながらも「勝ち以外は」と背番号17の2勝目だけでなく、チーム自体の連勝も止まってしまったことを伝えている。
さらに記事では、大谷の後を受けたアーロン・スレガーズとアレックス・クラウディオが8回に4点を失ったことで「オオタニの打席が回ってくる前に(事実上)試合は終わってしまった」としている。
チーム防御率はリーグワースト2位の5.03。大谷こそ安定しているが、スターター、ブルペン共に不安を抱えるエンゼルスが上位浮上のためには、投手陣の整備が必須だ。(THE ANSWER編集部)